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「感情を言葉にしてみる」

最終更新: 2019年11月27日


みなさんこんにちは、カウンセラー佐々木です。


ふだん生活している中で、私たちは実に様々な感情を体験しています。大人も子供も関係なく、私たちは喜怒哀楽と共に生きています。


しかし、沸き起こった感情を意識することはあまりなく、そのまま日々が流れてゆくというのが日常なのではないでしょうか。またそれは、年齢があがるにつれて平坦になってゆくような気がします。感情に揺り動かされて疲弊してゆく心を守るためでしょうか。



ソーシャルスキルトレーニングの一環として、「気持ちを言葉に表してみよう」というワークを小学校高学年から高校生まで行うことがありますが、気持ちを言葉にすることがたいていの子は苦手なようです。


「こんな時、どんな気持ちになりますか?」というシチュエーションの例で


「やりたかったことが思いっきりできた」

「新しく転校してきた子の趣味や好みが自分と同じだった」

「よく知らない子が、苦労して仕上げた自分の作品を見て『これ超うまい!』と言っていた」


など、具体的に心が動かされそうな場面が設定されていますが、こうした質問に対して

「わーい」

「へー」

「どーも」

などと答える子が時々います。


「これは感情を表す言葉ではないので、気持ちリストの中から選んでごらん」と言って次のようなリストを提示します。


「幸せだ」

「親しみを感じる」

「ほこらしく思う」

「満足する」

「優越感を感じる」


すると、「この中から選ぶのは難しい」と言う子がいます。「この感情にはちょっと当てはまらない」と言って、考え込んでしまいます。


彼らの中には「こんなに強くはっきりしたのではなく、もっと薄い感情」「これだと言いすぎ」と言う子がいます。「微妙」「まぁまぁ」「〜的な」といった表現に表されるように、強い感情を薄めようとする傾向があり、自分自身の感情にフォーカスしすぎないようにしていると感じます。対人関係での軋轢を避けるため、曖昧にふわふわとさせているのでしょうか。


そのため、自分の感情も曖昧なまま事実を受け止め、「なんだかよくわからないけどモヤモヤする・・・」という事態に陥ることがあります。その結果、体の不調などの表れが出てきたり、なんとなく頑張れないというような状況になることも。


自分の中に沸き起こってくる自然な感情を意識し、それを言葉にするということを行うことで、その子の対人関係の問題を改善したり、自己表現の幅を広げたりすることが期待できます。


お子さんの話を聞く際に、「それはつらいねぇ」「それは嬉しかっただろうねぇ」など、感情を表す言葉で返してみてください。うまい表現が見つからない時は「そりゃすごい」「えらいこっちゃ」などでも構いません。自分だったらこう感じる、という感情でも構いません。お子さんが怒りを感じているようなら「それは怒るよね」と言ってあげてください。強い感情も、薄めようとしなくて大丈夫。


自分の感情とシチュエーションとがぴったり合うという体験を重ねてゆくうちに、きちんと自分の気持ちに向き合える子に育ってゆきます。ぜひそのような体験を、学校生活の中でたくさん積んでいって欲しいと思います。

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