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  • 執筆者の写真Hiromi Mochiduki

自分が安心で穏やかでいられるようにーマインドフルネス



そんな中で私は、今の自分の状況や過去に起きたことを振り返り、自分の心を見つめる時間が以前よりぐっと増えました。


カウンセリングで練習をお勧めしている手法の一つにマインドフルネスというものがありますがどうせ自分を見つめるのならと、この機会に私自身も毎日練習を続けています。


いろいろなやり方がありますが、最初の練習として次のやり方をおすすめしています。

① 背筋をすっと伸ばして、床や椅子など自分の身体が当たっているところに意識をむける(姿勢は座っているのが大変なら、クッションに寄りかかっても、横になっても大丈夫)

② 目をつぶるか、半眼(座って目を半分開けたまま畳の先を見つめるような状態)で呼吸を整える

③ 呼吸の出入りしているところに意識を向ける(胸、鼻、お腹、背中など、自分が意識を向けやすいところ)

④ 色々な考えや感情、出来事を思い出すことがあれば、それに気がついて、また呼吸をしているところに意識を向ける 集中できなくても何回でも気づいて呼吸に戻れば大丈夫

⑤ 時間は好きなだけ行う(毎日15分でも脳が変わるというデータがあります)



マインドフルネスは、瞑想などを使って、今この瞬間に、興味とやさしさを持って、物事をありのままに、注意を向ける際に生じる気づきと言われています。


え、なに?それ!と最初は意味がよくわかりませんでした。マインドフルネス関連の本を読んでも意味がわからず、瞑想してみたけど雑念ばかり浮かんで集中できないとあきらめてしまいそうでした。結局はやはり本を読んでやってみるより、マインドフルネスの先生から「それで大丈夫。心が落ち着かないとか集中できないことに気がついたのですね。気がつけばそれでOK」といってもらったことが私には役に立ちました。自分が今、どのような状態かを客観的に見つめることができたらそれで良いと先生が言ってくれたから続いているのです。。


私は最初、毎日ほんの少しの時間ですが、呼吸に意識を向ける練習をしました。そのうち自分が自分に厳しくダメ出しをするパターンが多いことに気づくようになりました。厳しいばかりでまったく自分をいたわる時間がとれていなかったのです。それなのに周りや自分にイライラしてしまっていることに気づき、本当の意味で自分自身への優しさって何だろうと考えるようになっていきました。心が波立つ時にこそ、自分が自分に対して、安心して穏やかに優しくすることを思い出すように気づくように注意を向ける。私にとってのマインドフルネスはこんな感じで今も進行しています。


これは私のマインドフルネスの体験なので、人によって全く違ったものになると思います。またマインドフルネスは一気にたくさんのことが解決し劇的な効果があるものではありませんが、ゆっくりひとつずつ何かに気づいていき、やがて自分の心が安全で安心して穏やかに平和に守られていくことを助けてくれるものなのです。


マインドフルネスを続けていくと、ストレスが低減して心身がリラックスするという効果があるといわれています。さらにちょっとしたことに動じなくなる、柔軟な集中力が身につく、幸福感が増すといった変化が現れてくる方もいるかと思います。


多くの研究者が注目して、実際にカウンセリングで実践し成果をあげているマインドフルネスですが、カウンセリングスペースpazにおいても皆様に安心して体験していただけます。興味がございましたらお問い合わせいただけたら幸いです。





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