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「不登校について思うこと」

最終更新: 2019年11月27日





 皆さん、こんにちは。カウンセラーの林です。学校では、修学旅行や合宿などの大きな行事が終わり、疲れの出始めている子どもたちも多いのではないでしょうか。これからの時季は梅雨に入り、蒸し暑さで体調を崩しやすいことがあるかもしれません。くれぐれも体調管理にはお気を付けください。


 さて、今回はスクールカウンセラーをやっていて思うことを書きたいと思います。前回、佐々木カウンセラーが登校しぶりについてのブログを記載していましたが、私もやはり、不登校に関する相談は比較的多いように思います。不登校に関する研修をお引き受けすることも増えてきました。全国的に見ても不登校の児童・生徒数は高止まりの状態が続いているようです。


 同じようなアドバイスをして、比較的早く登校再開できる子もいますが、中には、欠席が長期化する子もいます。


 不登校が長期化すると、自宅でゲームや動画を長時間視聴して、昼夜逆転の生活になってしまうケースがあります。そうなると生活リズムを整えるところからスタートしなければならず、復帰には時間がかかる可能性があります。ですので、学校に行けなくてもご家庭でなるべく生活リズムを維持できるようなサポートが必要になってきます。難しいのは、ゲームや動画は子どもの注意をひきつけるように出来ているため、時間を決めて利用するように言っても、その通りに行動できないことが多いということです。まずは、お子さんと一緒にゲームや動画の利用についてのルールを検討して行くところから始めると良いのではないかと思います。


 もし、ルールが守れなければ、また話し合いをして検討して行くことになります。お子さんが話し合いに応じない場合は、ご家庭では行き詰まりを感じられることになるかもしれません。その場合は、スクールカウンセラー等に相談することをお勧めします。


 保護者の方は、子どもが不登校になると、一日でも早く登校を再開し、教室復帰することを望まれる方が多いですが、長期化すると焦らず対応されている方もいらっしゃいます。担任はじめ、学校の先生方も同じような傾向があるように思います。


 ところが、医療機関をはじめとする専門機関を利用しているケースでは、時に、子ども本人のペースを尊重し、登校再開を急ぐのではなく、まずは子ども本人が元気になることを目標にすることがあります。


 スクールカウンセラーの立場は、丁度その間にあるため、両者の意向を踏えつつ対応しなければならず、バランス感覚が問われることになってきます。私が両者に挟まれて、いつも思うのは、意向の違いはあるけれど、学校も保護者も医療機関も皆、子どものことを思って、それが子どものためだと思ってそう言っているということです。


 ですので、両者が対立するのではなく、同じ方向を見て、協力体制を取りながら対応して行くことが望ましいのではないかと思います。もし、関係がこじれてしまった場合は、スクールカウンセラー等の第三者に同席してもらい、話し合いの場を設定し、今後に向けての方針を検討すると良いのではないかと思います。



 話が戻りますが、ゲームや動画の依存を心配する声が多いですが、私はゲームをするメリットもあるように感じています。それは、ゲームというオンライン上のつながりを通じて他者と交流することで元気になることがあるということです。もちろん、素性の知れない人とつながるリスクもありますが、ゲーム=よくないもの、ではないと思います。このように少し視野を広げると、子どももその周囲の大人の皆さんも少しは気が楽になるのではないかと思います。


 それともう一つ、不登校の高止まり状態を受け、最近では「教育機会確保法」という法律が制定されました。これは、学校以外の場の重要性を認め、学校に行くことが100%正しいという訳ではなく、休んでも良いということを国が法律で認めたことになります。このような流れから、保護者は学校を休ませることを言いやすくなり、学校も欠席を受け入れやすくなるというメリットがあると考えらえます。


 子ども自身も学校を休んでも良いと認められることで、自分を責めることが減り、自己肯定感を維持することにもつながるのではないかと思います。学校以外の場を出席と認めるかどうかについては学校の判断によるところもあると思いますが、子どもが安心して学べる環境を提供するために国も動き始めているということは言えると思います。教室復帰だけがゴールではないという流れが出来つつあるということなのだと思います。


 当所では、不登校に関するご相談も受けております。抱え込ます、なるべく早くご相談されることをお勧め致します。視野を広げつつ、子どもたちが安心して学べる機会をどう作っていくのが良いのか、どうすることが子どもたちの人生にとって良いのかを考えるお手伝いが出来ればと思います。

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