お待たせしました。前回の「規則正しい生活」の続きです。
睡眠がまず一番大事というお話をしました。早起きは難しくとも、夜の睡眠をできるだけ熟睡できるようにすることが大切です。
さて、今日は食事についてです。
調子がとても悪い時は、ご飯を食べるのも億劫だったり、食欲がなかったりします。
ご飯が美味しいと感じられない時もあります。
そうすると、身体に必要な栄養が取れない状態が続きます。
体力がなくなったり、貧血になったり、低血圧で動けなかったり、低血糖で頭痛が行なったりなどの症状が出てくることもあります。
できれば、多くの野菜とタンパク質、そして適量の炭水化物とバランスよく食べられればいいのですが、それも調子が良くない時にはままなりません。
特に炭水化物の摂取ばかりになってしまって、タンパク質が足りないこと方が多いように見受けられます。
そこで一つおすすめなのが、ミロ+牛乳(豆乳でも可)です。
液体なのでとりあえず摂取しやすく、簡単。そして栄養価は高く、カロリーも高い。カルシウムと鉄分が多く取れるのはお子さんや女性には嬉しいですね。
甘いものが欲しい時にもいい感じです。
他にもチーズやヨーグルトなどの乳製品、納豆や豆腐などの大豆製品をオススメしています。
タンパク質が取れるということと同時に必須アミノ酸のトリプトファンを補うことができるからです。
トリプトファンは日中はセロトニンに、夜間はメラトミンに変化します。
セロトニンは足りなくなると抑うつになりやすくなり、メラトニンが足りなくなると不眠につながります。
抗うつ剤のSSRIは「選択的セロトニン再取り込み阻害剤」というのが正式名称です。
脳内でセロトニンの量が増えるようにするためのお薬で、うつの改善に効果があります。
メラトニンは海外では睡眠用のサプリとして販売されています。(日本ではサプリとしての認可が下りていないため、「メラトベル」という処方薬として扱われています)
これらの気持ちの安定や睡眠改善に関係のある成分が食べ物から摂取することができます。
以下、文部科学省のサイトを参考に含有量の多い食べ物をご紹介します。
にしん、数の子
卵
大豆製品
牛乳、乳製品
削り節、鰹節
日常で食べやすいのは卵や大豆製品、乳製品ですね。
果物ではバナナが多いそうです。
食欲がなくても、食べやすそうなものを選んで積極的に取り入れてみてください。
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