私達の睡眠時間は季節によって2時間も差があると言われています。
一番長いのは11月、一番短いのは7月。
ですから4月も終わりになった今頃は少し前よりも睡眠時間が少しずつ短くなっています。
ところがどの季節にも関わらず、朝起きるのがつらいと感じる方がいるのではないかと思います。それは私達の睡眠リズムには朝型タイプと夜型タイプがいて、夜型の人にとって朝はまだ寝ているリズムになっていることが考えられます。
一日の中で私達の体温は上下しています。一番高いのは夕方。一番低いのは明け方です。
このようにだいたい上下する時間帯は基本的に決まっています。
朝方タイプの方の最低体温の時間が明け方4時。
夜型タイプの方の最低体温時間は朝6時。
2時間も差があります。
最低気温の時は一日の中で一番眠いとされています。また夜勤などシフトが毎日変わる方は、この最低体温の時に仮眠を取ることで睡眠リズムが崩れにくくなるということがわかっています。
つまり朝型タイプの人は明け方4時には必ず眠っていた方が良いということです。
では、夜型タイプの人は?
そうです。朝6時には眠っていなければいけない時間だということなんです。
朝方タイプか、夜型タイプだということだけで、起床時間が2時間も違うわけなので、夜型の人たちは朝型の人たちと同じようにはいかないのです。
やっかいなのは、夜型・朝型は生理的なものだということです。
血液型と同じでAB型が不足しているからといって、A型の人の血をAB型に変えられないのと同じことだということなのです。
また思春期になると性ホルモンがたくさん分泌されるため、多くの子供が朝方から夜型になることもわかっています。首都圏の高校では学校の始業時間を9時にしたところ、遅刻や欠席が減ったという話もあります。
とはいっても始業時間を変えるのはなかなか難しいことだと思います。
そんな方の為に当施設では、睡眠記録を取っていただきながら、起床時間を変えていくポイントを探していくことを行っております。興味のある方はぜひお問い合わせください。
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