みなさんこんにちは、カウンセラー佐々木です。
新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受け、生活が一変しましたね。みなさんは今、どのようなお気持ちで日々を送っていらっしゃるでしょうか。
不安や心配で眠れない事はありませんか?
日々のルーティーンが変わり、慣れない暮らしにストレスを抱えていませんか?
学校生活を送る子どもたちも皆、今まで経験したことのない事態に戸惑っているように感じます。
緊張している子、無口になってしまった子、表情がない子、落ち着きのない子。
どこかでリラックスできたり、ホッとできる場を得られていると良いなぁと思います。
さて、今回はそんな不安を感じている大人も子どももぜひ体験してみて欲しい「マインドフルネス」を、遊びに取り入れる方法を紹介致します。
以前にもこちらで紹介していますが、マインドフルネスは今や効果の高い心理療法として確固たる成果を上げています。
Google社などのグローバル企業でも一般社員が就業中に取り入れているとのこと。そしてマインドフルネスを行うことで、仕事のパフォーマンスが上がったという結果が出ているそうで、不安を取り除くだけでなく、集中力を高めたり、思考をクリアにする効果もあるそうです。
マインドフルネスの肝は、なんと言っても「呼吸」。
長く息を吐いたり吸ったりしながら、自分の呼吸に意識を集中させます。
しかし、小さな子供に深呼吸はとても難しいですし、呼吸に意識を向けるのはさらに難しい。
そこで、ごっこ遊びに取り入れるという方法があります。
それは、「ろうそくに息を吹きかけてみる、でも火が消えないように」というイメージを持ってやってみる、という方法です。実際にろうそくに火をつけて、息を吹きかけてみてもいいでしょう。
大事なのは、決して炎を消さないこと。そのためには、はく息の量をコントロールすること、静かに、細く長く吹きかけることが大事。慣れたらきっと、自然と深呼吸を行うことができます。
また、このように「呼吸に集中する」ことで、意識を不安から呼吸にフォーカスします。不安に対して向きすぎてしまった意識が、現実の「呼吸」に向くことで、いったん不安から距離を置くことができます。これを続けてゆくことで、脳内のバランスが整ってきます。
ろうそくを消さないように息を吹きかける、の他に、「熱いココアを冷ます呼吸」「お花のいいにおいを思い切り嗅いでみる呼吸」など、小さな子でもきっと体験しているであろう動きに変えることで、深呼吸が楽しくわかりやすくできます。
もっと詳しく知りたい方は、キラ・ウィリー著「子どものためのマインドフルネス」という絵本をご覧になると分かりやすいと思います。
イラストも可愛いので、子どもと一緒に絵本を読む感覚でできます。
普段マスク生活をしているので、なおのこと深呼吸を心地よく感じるかもしれません。
お試しください。
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